愛知県弥富野鳥園

ケガをした野鳥を見かけたら・・・・・

野鳥を保護した場合は・・・・・

よくあるご相談をQ&Aでご紹介します。

  1. どうしてヒナが地面にいることがあるのですか?
    野鳥のヒナの多くは、卵からかえって羽が生えそろうとすぐに巣立つので、巣から飛び出す段階ではうまく飛べずに落ちるものもいます。でも、けがをしていなければ、親鳥が給餌や誘導をするうちに、少しずつ飛べるようになると考えられます。
  2. ヒナを見つけた時は、どうしたらよいのでしょうか?
    巣立ち直後のヒナはあまり動きません。親鳥は人がヒナの近くにいると警戒してやって来られません。ヒナに手を出して親子を引き離すと「誘拐」になるので、その場を去る方がよいでしょう。
  3. ネコやカラスに食べられないでしょうか?
    心配ならば、ヒナを近くの茂みの中に置いておくこともできます。親鳥は姿が見えなくても、ヒナの声で気づくことができるでしょう。
  4. 人がヒナを育てることはできないのですか?
    たくさんの虫を与え続けるなどすれば、育てられることもあります。 ただ、自然界では巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(1週間から1ヶ月)に「何が食物で、何が危険か」などを学習してひとり立ちするので、人に育てられたヒナは自然の中で生きていけるとは限りません。 なお、けがをしている、希少種など、放っておけないと判断される場合は、お気軽に相談してください(野鳥は許可なく捕えたり、飼うことはできません)。